資治通鑑では、「濟る」という漢字があります。
「わたる」と読みます。
資治通鑑の中でも
「李世勣、兵を發して之を送り、(一六六)澶淵より河を濟り、檄を州縣に傳う。」唐記三 P107
「世充の兵の半ば洛水を濟るを待ち、然る後之を撃たんとす。世充の軍至る。密の候騎、時に覺らず。將に出で戦わんとする比おい、世充の軍悉く已に濟る。」唐記2 P45-P46
「「濟」という字を分解すると、「氵」「亠」「刀」「丫」「氏みたいなもの」「月みたいなもの」になります。
「氵」河を濟るという明確な目的がある。→「世充の軍悉く已に濟る。」の様に
「亠」「刀」は軍隊の食糧と武器。それらも、濟り終えている
「丫」は「物の上がふたまたに分かれている」という意味があり、相手より選択肢が多いと表現できます。
「月」にくづきで、兵隊の身を表します。
「氏みたいなもの」は、文という意味もあるらしく、「頭」という意味かな(;’∀’)
合わせると、兵を整って待ち構えている状態を表します。
「兵を發して之を送り・・・」も命令が整って、州縣に伝達できているという事を表現していると思います。
同じ「度る」と「濟る」で、深掘るとここまで違うことも、面白いと思います。
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